Thoracic Surgery呼吸器外科

患者さんへ

呼吸器外科では、肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、気胸、膿胸、胸壁腫瘍などあらゆる疾患を取り扱っており、常に新しい技術、知見を取り入れ、質の高い手術・治療を提供しています。
早期の肺がんに対しては、胸腔鏡を用いた「単孔式胸腔鏡手術」や米国で開発されたロボットを用いた「ロボット支援手術」を実施しています。
また、進行肺がんに対しては拡大手術を実施しており、患者さんの病態や全身の状態に応じて、最善・最良の治療法を「一緒」に考えながら決めています。患者さん一人ひとりと向き合いながら通院から入院、退院まで一貫して診ており、がんを取り切る「根治性」と、患者さんの心身の負担を最小限に抑える「低侵襲性」の両立を目指します。

当院には、がん手術の執刀数などの実績が認められ、学会専門医ライセンスの国内最上位を取得するなど、高度な技術と経験、実績を持つ医師が在籍しており、患者さんに満足度の高い医療を提供することを大切にしています。

対応疾患

  • 肺がん
  • 転移性肺腫瘍
  • 縦隔腫瘍
  • 重症筋無力症
  • 胸壁腫瘍
  • 胸膜覚醒中脾腫
  • 自然気胸
  • 膿胸、肺化膿症など

主な入院診療

手術

ロボット支援肺切除術

内容など

腹腔鏡手術と同じように身体に数か所小さな切開部を作り、専用の手術器具を動かして行う内視鏡手術です。高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術映像の下、多関節機能、手振れ防止機能があるため、精緻で正確な操作が可能になります。
複雑なリンパ節郭清を必要とする進行期の肺がんや、身体の深部に存在する縦隔腫瘍など、人間の手では手術することが難しいケースに対して積極的にこの手術を行っています。

手術

単孔式胸腔鏡下肺切除術

内容など

単孔式胸腔鏡手術とは、傷口が一つだけで済む整容性の高い手術です。傷が小さいため、入院期間も短縮できます。1か所の孔での操作になるので、高度な技術が必要になります。
肺がんや自然気胸、縦隔腫瘍など様々な疾患に対応しています。

診療実績

症例数・手術件数等

[単位:件]

  2020年 2021年 2022年 2023年
肺がん 57 54 49 57
転移性肺腫瘍 7 11 7 4
縦隔腫瘍 10 6 5 4
気胸 17 22 17 16
膿胸 15 9 17 16
その他 23 12 17 26
合計 129 114 112 123

※上記の表はいずれの年も1月~12月までの集計値です。

[単位:件]

  2020年 2021年 2022年 2023年
肺葉切除 47 38 31 33
肺区域切除 2 3 14 14
肺部分切除 38 32 29 29
胸腺全摘 3 6 1 2
その他 39 35 37 45
合計 129 114 112 123

※上記の表はいずれの年も1月~12月までの集計値です。

受診について

・当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
・ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。

医師紹介

道免 寛充
氏名 道免 寛充 ( どうめん ひろみつ )
役職 呼吸器外科部長
専門分野 呼吸器外科、外科一般
資格 日本外科学会 外科専門医・指導医 日本呼吸器外科学会 呼吸器外科専門医・評議員 日本呼吸器外科学会 胸腔鏡安全技術認定制度認定医(単孔式) 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医 呼吸器外科ロボット支援手術プロクター(手術指導医) 日本ロボット外科学会専門医 国内A(呼吸器外科) 日本ロボット外科学会専門医 国内B(消化器外科) ダヴィンチサージカルシステム認定 日本内視鏡外科学会 評議員 日本内視鏡外科学会 技術認定(呼吸器外科領域) 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 難病指定医 医学博士
氏名 高桑 佑佳 ( たかくわ ゆか )
役職 医師
専門分野 呼吸器外科、外科一般

外来担当医表

 
午前 道免 寛充
午後

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