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診療看護師(NP)

    
診療看護師(Nurse Practitioner)とは?

 NTT東日本札幌病院には、医師の指示の下で一定の範囲の診療と看護の双方を行える「診療看護師」が在籍しています。

「診療看護師」とは、2010年4月から養成がはじまった新しい制度の看護師で、看護職でありながら、医師側に立った診療を一定の制限で行うことができる看護師のことをいいます。


 診療看護師の養成がはじまった背景は、高齢化社会がさらに進むことによって、複雑な疾病を抱えた患者の医療ニーズが増加し、従来の仕組み効率化・合理化するだけでは乗り切れない社会が訪れることが想定されたためです。これまで以上に安心・安全な医療を提供するためには個別に熟練した看護師だけでは足りず、医師の判断を待たずに一定の診療の補助を行う看護師を養成し、確保していく必要があります。今後の医療を支えるために「保健師助産師看護師法」の一部改正によって生まれたのが診療看護師です。

診療看護師になるには?

 診療看護師になるためには看護師として5年以上の経験を積み、大学院で疾病やその治療についての「病態生理学」や「診察の実践能力」、「多職種連携」などを学びます。そこで思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識を取得し、N P資格認定試験に合格することで、資格が認められます。現在日本全国に500名程度(2020年3月現在)と少なく、これから活躍が期待される役割といわれています。

 看護師は、「療養上の世話」と「診療の補助」を行う役割があります。しかし、診療看護師は、医師の指示の下でこれまでよりも踏み込んだ診療の補助を行います。すなわち、厚生労働省 が定めた特定行為(傷の処置、カテーテル挿入、輸液管理、抗生剤の管理など医療行為)を行うことができるため、「治療」と「看護」の両方の側面から患者さんとそのご家族に関わることができるので、今まで以上に迅速かつ患者さんを主体とした質の高い医療の提供が可能となります。
2つの「診る・看る」視点を武器に横断的に活動しチーム医療に貢献していきます。




 NTT東日本札幌病院 診療看護師
 岡村 英明(おかむら ひであき)


 5階病棟(ICUを含む)、
 ICU・救急部主任を経て、
 2019年4月より診療看護師として勤務 

    

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